TEE : KYUSS

KYUSS
カリフォルニアはパームデザート出身のレジェンドクラスのデザート/ストーナーロックバンドKYUSS(カイアス)の名盤Welcome to Sky Valleyの海賊版ロゴTシャツ。現QUEENS OF THE STONE AGEのジョシュの摩訶不思議なギターサウンドと裸足で激猫背で終止揺れながらロンゲを振り乱しうねるまくるベースラインを左リッケンで弾くスコット・リーダー、KYUSSの後、カリフォルニアのレジェンドバンドFU MANCHUへ移籍、今は自身のバンドでVo&Gをこなすマルチプレイヤーブラント・ビョークのセンス良過ぎるドラム、ジョン・ガルシアの男の色気プンプンの声が乗ると唯一無二のKYUSSサウンドが出来上がります。曲の構成具合もセンスあり過ぎでこれこそイケてるバンドです。こんなバンドが砂漠でパーティーしながら育っていったジェネレーターパーティーについてはライターの山崎さんのインタビューで詳しく話していますがいいなぁ、砂漠。KYUSSやYAWNING MAN、FATSO JETSONなど生まれた砂漠に行ってみたい。そのデザートロックの歴史を模したDUNA JAMなるビーチでのフェスが2010くらいまであったらしいのだが行きたかったなぁ。参加バンドもブラント・ビョークはじめ、デザート系やストーナー系が揃っていてROADBURN FESに匹敵するメンツが野外で解放感いっぱいの中で聴けるってどんなに最高なのでしょう。解散後、ブラント・ビョークはFU MANCHUへ移籍したりマイペースに自分らしいマニアックな活動を。ジョシュはQOTSAで大成功、独自の音楽性を高めていますが、希代のシンガーガルシア先輩はKYUSS後のSLO BURN、UNIDAはKYUSS路線でありながら色んな諸事情によりアルバム出なかったり、録音したけどお蔵入りになったり。ジョシュに刺激を受けてHERMANO結成、ちょっとQOTSAっぽさを意識したような曲がありつつも所詮二番煎じで売れず。KYUSS初代ベーシストの問題児ニック・オヴェリとブラントを誘ってKYUSS再結成しようぜとするもジョシュが乗ってこず、ギタリストだけ他の人入れてKYUSS LIVES!名義でライブ活動してたらジョシュとスコットに訴えられるというトホホな感じ。KYUSS LIVES!は名前をVISTA CHINOに変え活動していますが、その後、ソロアルバムを出して、散々な目に会いながらも活動を続けてくれているのが救いっす。ほんと彼の声は魅力的なんですけどね。スコット・リーダーはメタリカのベーシストオーディションを受けて結構後半まで残ってたという噂も。LOAD制作時だったら入れたんじゃないかなぁ。

こちらは2ndの曲。

Spiders / Shake Electric

spiders
BAND : Spiders
TITLE :Shake Electric

スウェーデンのヴィンテージロックバンドWITCHCRAFTのギタリストが新たに始めたバンドの2枚目。酒焼けしたハスキーでパワフルな女性Voで古い音作りという事でどうしてもスージー・クアトロがちらついてしまいますが、MOTORHEADやMC5のような骨太なところもあります。手数の多いドラムもこのバンドの肝ですね。年末に購入していたんですが、最初は直球すぎて浅いだろと感じていたのですが、何度か聴いているうちにもう少し深い部分にあるフックにやられ自分がなんて浅いんだと反省しました。北欧のロックバンドは音の隙間に哀愁がありますね。ヘラコプターズを思い出します。もう少しAC/DCっぽいビッグなギターリフがあるとさらに好きになってしまいそうです。