DIZZY MIZZ LIZZY / FORWARD IN REVERSE

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BAND : DIZZY MIZZ LIZZY
TITLE : FORWARD IN REVERSE

待望のDIZZY MIZZ LIZZYの3rd。20年ぶり。いやーこれは素晴らしい!オープニングはスリリングな展開で「らしさ」も滲み出たクールなインスト、続くアルバムタイトル曲でDML節全開の良曲でオールドファン号泣必至でしょう。ギターのアレンジやちょっとした手癖、ドラムのオカズなどどれも懐かしさでいっぱい。ソロを経ての成長だったりバンドならではのヘヴィな要素だったりと新機軸もてんこ盛りですが、どの曲もDML色になっているのが凄い!ティムの歌声も相変わらず色気たっぷり哀愁たっぷり。ミュージシャンシップが全く減ってない必要だった復活作とはこういうものです。年とっても全く牙が抜けてません。捨て曲ゼロの超クールな名作!

PVないんかい!

The Mourning Widows / Nuno Bettencourt & Mourning Widows

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BAND : The Mourning Widows
TITLE :Nuno Bettencourt & Mourning Widows

ヌーノがEXTREME脱退後、ソロで1997年にSCHIZOPHONIC発表、その後1998年にThe Mourning Widows結成、その1st。ヌーノのファンク、変則メロディ、バカテクと全ての要素が詰まった傑作です。1曲目のAll Automaticに全てを語っています。テクニカルでリズミカルなヌーノ印の刻みリフ、拙いけど色気満載のVo、それを活かしたメロディー、ファンク要素満載のリズム、時代的にはギターソロなんてだせーぜという時にテクニカルでアヴァンギャルドなソロを聴かせてしまう腕、才能とやっぱヌーノはすげぇぜと当時唸らされました。EXTREME全盛時代を望むファンからはWaiting for the Punchlineあたりからガッカリ感出ていますが時代をうまく取り込みつつきちんとヌーノ印も常に出していて彼の出したアルバムにハズレなしです。なんなら捨て曲もほぼない。このアルバムもスルメ曲が多いです。ヌーノの曲はAメロからサビにかけてガラッと雰囲気を変えるものが多いのですが一旦その魅力にハマると捨て曲がほぼ無い事に気付きます。音は小さいですがこのラフでボトムのやや太い音作りはドゥーム耳にもピクっとするんじゃないでしょうか。2ndも最高ですが当時の短髪はイケてなかったですね。。そういや来日公演初日に行ったんですが機材到着が遅れ急遽握手会をするというハプニングもいい思い出です。結局アルバム2枚でまたも解散、ソロでポピュレイション1を出し、そのメンツのままDRAMAGODSを結成するもアルバム1枚でEXTREME再結成に向かってしまうのですがまた気まぐれでやってくれないかなぁ。EXTREMEも最後はこんな感じだったのにまだ続けるのかな?

All Automatic

鬼メロ

2ndの曲 Aメロつまんないけどその後の対比がたまらん

なんと嵐のこの曲でヌーノがバッキングとソロを弾いているよう。ベースはビリーシーンだとか。

最近のヌーノ

Spiders / Shake Electric

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BAND : Spiders
TITLE :Shake Electric

スウェーデンのヴィンテージロックバンドWITCHCRAFTのギタリストが新たに始めたバンドの2枚目。酒焼けしたハスキーでパワフルな女性Voで古い音作りという事でどうしてもスージー・クアトロがちらついてしまいますが、MOTORHEADやMC5のような骨太なところもあります。手数の多いドラムもこのバンドの肝ですね。年末に購入していたんですが、最初は直球すぎて浅いだろと感じていたのですが、何度か聴いているうちにもう少し深い部分にあるフックにやられ自分がなんて浅いんだと反省しました。北欧のロックバンドは音の隙間に哀愁がありますね。ヘラコプターズを思い出します。もう少しAC/DCっぽいビッグなギターリフがあるとさらに好きになってしまいそうです。