UNIDA / Coping With the Urban Coyote

UNIDA

BAND : UNIDA
TITLE : Coping With the Urban Coyote
ネットが一般的となる直前の1999年。メタル情報は雑誌BURRN!と毎週土曜深夜のPOWER ROCK TODAY、テレビ神奈川のROCK TODAY、足繁く通うDISK UNIONをはじめとするCDショップがメインでした。BURRN!でストーナーロック特集が掲載されユニオンでそれらしきCDを買い始めてみた頃にCATHEDRALのVo.リードリアンが始めたDOOMレーベルRISE ABOVEのコンピレーションアルバムRise 13 Magik Rock Vol 1が出た。ストーナーロック特集で見た名前がチラホラあったので手っ取り早いなと思い購入。そこでの1曲目がUNIDAのBLACK WOMANでした。まだサバス、カテドラル、COCを聴いてKYUSS、FU MANCHUのCDが見つからず探しまわっていたDOOM/STONER初心者の耳には衝撃的すぎて鳥肌が勃ちまくりでした。決してPANTERAのようなヘヴィさではないのに粗くラウドなギター、腹まで響いて乱暴にうねりまくるベース(元KYUSSの変態ベースScott Reeder)、決してデスメタルのようにテンポが早いわけではないが手数、オカズが多く(とくにシンバル)、溜めも効いたラウドなドラム、そこにジョン・ガルシア(この人もまた元KYUSS)の色気のあるヴォーカル。メタルというよりロックなのにメタルより刺激的。頭の中のアドレナリンが吹き出しまくってその日は眠れず、これだから音源漁りの旅は止められないとCDを無差別に買っていた自分を正統化しました。最近そういう瞬間少ないなぁ。もちろんこの後、UNIDAと合わせてKYUSSのCDを探しまわりました。UNIDAはこのアルバムとDOZERとのスプリットアルバムのみを発表し、セカンドアルバムは録音が終わっているのにお蔵入り。。しばらくしてガルシアはHERMANOというバンドで復活します。ガルシアが歌えばどんなクソ曲でも名曲になるんだろうと思っていたガルシア信者でしたがUNIDAほどのカタルシスは得られず。UNIDAのガルシア以外のメンバーをなめてました。ちなみにガルシアはUNIDAの前にSLO BURNなるバンドでもアルバム作って発売前にお蔵入りになっているのでツイてないのか問題ありの人なのか。最近、FACE BOOKでUNIDAを見つけてなに!と思いましたが今もライブをして活動は細々と続いているようでいつか何かが発表されるのを気長に待ちたいです。けどVISTA CHINOを聴くかぎりなぁ。。人の輝きは一瞬。あの時の輝きはもう出せないのでしょう。

スプリットに入ってたこの曲も最高