TEE : TROUBLE

trouble
アメリカ産ドゥームメタルバンドTROUBLEのロゴTシャツ。これを着て会社に行くと予期せぬ出来事や徹夜作業、ミスが多発し、Tシャツのせいだと言われるので休日限定のTシャツとなりました。ドゥームに興味を持ち始めたわりと初期に1st「Psalm9」を千葉のディスクユニオンで幸運にも手に入れる事が出来て(当時はまだ再発していなくてひたすら中古を探す以外なかった)、まるでブラックサバスのような1曲目「The Tempter」でガツンとやられました。カビやコケの生えたような湿度の高い音でジメ〜っとしていますがJUDAS PRIESTなどの影響もちらほら見え隠れしザクザクしてる部分もあるのでCANDLEMASSやSolitude Aeturnusほどカビ全開ではないです。サバスのように1曲の中でリズムチェンジする曲が多く、出だしがつまらないからと飛ばすと損します。ヴォーカルがわりと高音でメタル特有のダサさ全開ですがこれが良いのです。この後の2nd、3rdはイマイチですがリックルービンのDef American Recordsに移籍してストーナー路線に変更した4th以降はこれまた最高の曲がちょいちょいあります。恐らく4th「Trouble」(1990)の「Psychotic Reaction」や「Black Shapes Of Doom」はCATHEDRALの2nd「The Ethereal Mirror」(1993)のMIDNIGHT MOUNTAINなどに多大なる影響を与えたのではないかと思える部分がたくさんあります。去年、久々にアルバム「Distortion Field」を出しましたがVoが元Exhorder、Alabama ThunderpussyのKyle Thomasに変わっていてギターリフなんかは、TroubleっぽいのですがVoがパワフルすぎて…。

初期「PSALM 9」

ストーナー色出始め「Psychotic Reaction」

THE SZUTERS / AMERICAN POP

AMERICAN
BAND : THE SZUTERS(MAGNA-FI)
TITLE : AMERICAN POP

風邪をひいて閉じこもりっきりの週末。積みCDを片付けよう!とPCに取り込んでいったのですが体が弱っている時って新しいものを受け付けないんでしょうか?世間で絶賛されているGINGERの新作ALBIONやTHE OATHなどまったく響きませんでした。体調関係ない?ザックとセバスチャンのそれぞれの新作は悪くなかったですが良くもないというソロになってからずっと同じイメージ。BLOOD FARMERSもLOST SOCIETYもCONANもONSLAUGHTも入ってこず。Sunn 0)))/Ulverを体調悪い状態で聴いたらストーンできるのではと思って流しながら目つぶってたらすぐに寝てしまいました。これまた積み本になっていたメタリオンVol.49をペラペラと眺めていると専門卒業〜社会人の頃にドンピシャの1995〜1997のメタルアルバム特集でした。懐かしいのぅ〜と見ていましたがその中にTHE SZUTERSが!体調悪いし元気が出そうなパワーポップにしようとTHE SZUTERSをかけて寝ていたんですが通しで4枚のアルバム聴きましたが良曲の多いバンドです。まったく日の目を見ず消えていったバンドですがなんて勿体ない。2000年ちょっと前くらいに一瞬流行ったBEATLES、CHEAP TRICKに影響を受けたパワーポップ/ハードポップの波。当時の人たちで今も生き残っているのはBUTCH WALKERとGINGERくらいでしょうか。10代の頃はガレージで友達とヘアメタルをやっていたやつらがある時、自分に素直になり、当時かっこわるくて言えなかった自分の受けた影響であるCHEAP TRICKのような事がやりたい!と始めた結果、同じようなやつらが他にもいて同時多発的に一時のブームに。もうちょっとパンク要素あればメロコア、ロック界出身で見た目も小ぎれいにできればパワーポップとしてブレイクも出来たと思うのですが、どっちにも振り切れないハードロック出身のパワー/ハードポップ系。だれにも判り易いポップでキャッチーなメロディが適度にハードなギターに乗ります。時に哀愁もあるけど悲しすぎないところがアメリカっぽくて簡潔で良いのです。

ギターがテクニカルでメタリックなのにポップ。勢いが心地よい。2nd収録

哀愁もある良メロディーにあふれた曲。4th収録
ファーストの出来が一番好みではなく他の3枚は全て同じくらい良い出来です。なぜWeezerのようになれなかったのか?HR/HM出身だからどこかイモ臭かった?ルックス?ジャケットからして売れる気配はないですよね。
他にも当時パワー/ハードポップといえばAMERICAN HI-FIやSR-71、MARVEROUS 3なども大好きでした。MARVEROUS 3のメインソングライターであるBUTCH WALKERはソロでいまだに活動していますが、プロデューサーとしてのほうが有名です。アヴリルや織田裕二、PUFFYのプロデュースをしています。その辺はまた別の機会に。

TEE : ORANGE GOBLIN

OG
イギリスのドゥーム/ストーナーバンドのTシャツ。たしかこれも西新宿に当時あったNO REMORSEで購入。サバスはもちろんですがモーターヘッドやパンクの影響も多分に含まれてそうでこのジャンルの中では比較的テンポが早く、Voもルックスと声は下品ですがきちんと歌メロがあり聴きやすいです。ギターリフもキャッチーで適度にヘヴィでいかにもSGって音が気持ちいいです。デビュー当時はスペイシーな面もあって所謂ストーナー系でくくっても良さそうな音でしたがアルバムを重ねるに従いストレートな激しさを増してきています。HIGH ON FIREやGRAND MAGUS、THE SWORD、ALABAMA THUNDER PUSSYなども初期ストーナー色を薄くしてどんどんHR/HM的になっていきます。受けた影響?ドゥーム界の流行?多少残念な気もしますがこれはこれでクオリティ高くてかっこいいです。本人達も「ストーナー?ちげーよメタルバンドだぜ」と息巻いています。

ぶくぶく太っている時、ベンを目指そうと思ってました。