TEE : HOW TO DESTROY ANGELS

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HOW TO DESTROY ANGELSはNINのトレント・レズナーが奥さんと始めたプロジェクト。ジャケ買いTシャツです。たしか旅先での開放感からしこたま買った中の一枚でしたが、ピンと来てとりあえず買っておいて後で聴きました。ボディはテロテロ。このTシャツはデビューEPで当時はオフィシャルサイトで全曲無料配布してました。去年出たファーストアルバム”Welcome Oblivion”もとても素晴らしいです。ただこのジャケT、太陽みたいな丸が赤ベタで日の丸っぽく、近代的な街と骸骨があったりプロジェクト名にDESTROYと入ってて東日本大震災以降なんとなく着づらくなってしまいました。トレントというとHM界ではメタルゴッドロブを迷走させた人というイメージで当時は聴かず嫌いでしたが、もっと早く聴いておけばよかった。DOOM、DRONE、アンビエントミュージック、ポストロックなんかに通じるものがあると思います。JESUのジャスティンなんかはトレントと同じようなインダストリアル出身で今ではアンビエントミュージックみたいな事をしてますね。どちらも集中しては聴かないですが本などを読みながら聴くと心地よいです。

これ見るとライブ?もかっこよさそう。

TEE : SKID ROW / MAKIN A MESS OF THE U.S. 1989

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高校の頃、コピーバンドをやっていた事もあり、SKID ROWには思い入れがあります。このTシャツはファーストの頃のツアーT。古着で購入しました。ビックサイズで生地もテロテロですがスキニーパンツなどに合わせて着る分にはちょうどよいです。80年代最後の大物と言われガンズの後、HM全盛時代末期にデビュー、セカンド”Slave to the Grind”で全米1位になり3rdでグランジの煽りをうけバンド内不仲になり解散と見事に絶頂と転落を味わったバンドです。BON JOVIが全面バックアップしてデビュー、売れたらBON JOVIなんてクソだぜとディスるやんちゃ野郎セバスチャン・バックことバズはルックスがいいくせにガニ股で下品な言葉連発でライブでの歌が下手糞。ぼくが高校生の頃、初めて経験した外タレ(死語)ライブはSKID ROW(SLAVE TO THE GRINDツアー)でしたがバズのあまりの下手さには笑いました。メタルのライブ自体初めてだったのですが、一緒に行った友達二人が初めっから終わりまで指定席なのにヘドバンしまくりでステージのほうを全く見ないことも衝撃でした。しかし下手だろうが華のあるバズはかっこいいなぁ〜。バズのいないSKID ROWが今年来日するようです。バズ抜きの最初のアルバムを聴いてがっかりしてその後チェックしてなかったですが改めて聴いてみようかな。そういえばゲイリームーアのいた同名異バンドのCDを間違って買った事もあります。

CDでこの曲始まる前にダダ!ダダ!ってなってから曲が始まるのが不思議だったのですがライブverを聴いて初めて意味がわかりました。SKID ROWはカラオケが豊富で歌いたいんですが誰も知らないんですよね。今ではBON JOVIとも仲直りしたようです。

Wo Fat / Psychedelonaut

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BAND : Wo Fat
TITLE : Psychedelonaut
テキサス州ダラスの豪快リフストーナーバンド。ウォゥ!デブ!って笑。CROWBARや懐かしのMAMMOTHのように実際にメンバー全員がデブではないようです。Vo/Gはややデブでややハゲのくせにロンゲ、さらに眼鏡という振り切れていないブサイクっぷり(写真左。Miles DavisのT着ちゃうセンスがまたツボ)。自分も気をつけよう。しかしこいつの弾くリフが豪快にスイングしていて脳を揺さぶってきます。ブルーズ養分をたっぷり含んだ濃縮リフがボロいアメ車のごとく土煙を巻き上げながら爆走していくようです。Voが吐き捨て型なのがより性能の悪いアメ車っぽい。豪快一辺倒ではなくスペーシーな面もあり、緩急激しいです。リフの組み立て方や聴かせ方が絶妙でツボを突いてきます。ドラムのオカズやリズム変調、ベースアドリブやソロの入れるタイミングなどリフが活かされるツボ突いてます。このツボの突き方ってデザインにも通じてて、いかに他人を気持ちよくさせるか、分かりやすく伝えるかというここだ!というツボがあると思うのですがこのバンドはそれを心得ていると思います。ツボの趣味がたまたま自分好みなだけか。売れていないし笑。こんなバンドを趣味でやりたいなぁ。アルバムは4枚あってどれも最高ですが初期のほうが豪快度は高いです。これはセカンド。FU MANCHUの土煙感、NEBULAやEARTHLESSのスペーシーさ、BEAVERのヘヴィさとVoちょっと似てるかもを足したらこんなバンドができそう。

終盤のズンズンした溜めからの炸裂感がたまりません。