EXCEL × FUCT

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EXCELと聞いて今どきこれがバンド名だと思う人はどのくらいいるのでしょうか。自分も昔、友人から借りたテープの中に入っていただけでうっすらと記憶がある程度。なぜいまさらこのバンドを思い出したかといいますとストリートブランドFUCTさんがさんがバンド復活記念にコラボアイテムをリリースしたのです。このセンス渋すぎる。EXCELとコラボして誰が買うんでしょう。そんなFUCTデザイナーエリックさんの姿勢がたまりません。昔、アンスラックスのスコットもTシャツをよく着ていたり、ブログではSUNN O)))、DEAD MEADOW、OMのライブ行ってたり、ASBESTOSDEATH(SLEEPの前身)のジャケが出てたり、ヘラコプターズのGRACE BY GODの時のステッカーが手帳に貼ってあったり、アートワークにはSLAYERやVOIDが登場したりと、もちろんスケート、ハードコア、バイカーなどのカルチャーも入っているのですがメタル、ストーナーカルチャーも僅かながら入っていて、まるで好きなバンドの好きなカルチャーを掘り下げていくような感覚でチェックしてしまいます。

EXCEL懐かしいなぁと思いFUCT日本代理店UNIFORMEさんのブログ見てみるとアルバムは3枚リリースしていたそうで。少しYOUTUBEでチェックして懐かしければ買おうかなぁと聴いてみますとやっぱ初期はスーサイダルやD.R.Iのようなクロスオーバーメタルです。3枚目の音だけ、ややグランジというか時代に寄っていますね。当時のUGRY KID JOEにそっくりです。当時きちんと聴いていれば3枚目をディスっていたのでしょうが今聴くと一番ピンときます。Amazonでそれだけ売ってない。。

TEE : EXTREME / PORNOGRAFFITTI

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20周年記念やってないくせに25周年を記念して6月に来日が決まったEXTREME。2012年に名作PORNOGRAFFITTI完全再現ツアーで来たばっかですがその後とくに何も目新しい事はないけどとりあえず来日。集客が良かったのでしょうか。こんな事言ってますがEXTREMEは大好きです。ぼくの印象ではEXTREMEは常にちょっとずれたおしいセンスをしています。時代にドンピシャだったのはPORNOGRAFFITTIぐらいで他は素晴らしい作品ではあるのですがなんか早かったり出遅れたり勘違いしてたり。アートワークに関しても5作共、なんかださいです。ボストン出身が影響しているのでしょうか。そんなEXTREMEのTシャツは名作PORNOGRAFFITTIの頃のもの。メンバーがまた悪ぶっている感がでちゃってます。メタルと言えば荒くれ者、無法者というイメージが先行されがちですが90年代って良い子ちゃんメタルバンドが増えたと思うんです。その筆頭がMR.BIGなんですけどEXTREMEも同じようなイメージがあります。なのでいくら裸にライダース着てかっこつけてもなんか似合っていないですね。HELLOWEENみたいな平和な臭いがします。初期ロゴもその辺を象徴してなのか一見エッジの効いた分かりやすいメタルロゴ!って感じですが、よーく見ると細かい角丸処理や全体的に太めなどちょっとかわいらしさを出していてシリアスになりきれていません。このTシャツを堂々と着られる機会はメタルフェスくらいだろうとLOUDPARKへ着て行ったのですが途中で軽い接触事故を起こしてしまい縁起の悪いTシャツとして封印してあります。

名作PORNOGRAFFITTIの1曲目。日本のポルノグラフィティってバンド、このアルバム名からとったらしいですね。この2ndアルバムではファンクメタルなるジャンルを開拓しオリジナリティに溢れていますが1stはまだ青臭いVAN HALENもどき、3rdではQUEENの後継者気取り、4thでは当時の流行グランジオルタナ系と叩かれまくっていましたが、きちんと聴けばそれぞれ興味深い良いアルバムでした。3rdなんて超スルメで未だに仕事中に眠くなると良く聴きます。ヌーノの捻くれたリフからのポップなメロディーが炸裂していて後のヌーノソロ活動の方向性も感じられ、これじゃたしかにゲイリーのヴォーカルじゃダメかもと思います。ライブ行こうか悩むなー

NASHVILLE PUSSY / UP THE DOSAGE

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BAND : NASHVILLE PUSSY
TITLE : UP THE DOSAGE

アメリカ南部ジョージア州出身(ナッシュビルじゃない!)のハードロックバンドの5年振り6thアルバム。AC/DC、MOTORHEAD、TED NUGENTまんまの音をハゲデブ親父ブレイン・カートライト(Vo、G)をセンターに両脇を女性ギタリストと女性ベーシストが固める画的にもおもしろいバンドです。ライブの最後にはブレインの妻でもあるライター・サイズは下着姿になるわ、胸の谷間に旦那にビール瓶挟まれるわでなんとも卑猥なネタをしこみますが女版アンガス・ヤングとしてのオマージュでしょう。偉大なるマンネリズムと言われるAC/DCやMOTORHEADと同じように今回も全くぶれない14曲。しいて言えばアルバム出す度にMOTORHEADばりの突進力はやや落ちてきていますが、楽曲にコクが醸成されて深みが増しています。今回も間違いなく買いです。中身とは違い今までとはガラッと雰囲気の変わったアートワークはAlexandre De Meyerさんという人でサイトを見た限りだとあまりメジャーな人ではなさそうですがイーヴォーな題材を手書きしてます。こういうのって力の抜き加減にセンスでますね。ブックレットの最後にはThis album is dedicated to Jeff Hanneman, Reign Eternal Angel。音楽性的には関係なさそうなスレイヤーのジェフハンネマンに捧げていますが接点あったのでしょうか。もしくはジェフの破天荒なロック魂に共感していたのか。Reign Eternal Angelというワードセンスがオシャレすぎます。

これは3rdアルバムのタイトル曲。AC/DCっぽいイントロがゾクゾクします。初来日を池袋のLIVE INN ROSA最前列で観たのがちょっとした自慢ですが誰もうらやましがってくれません。ぜひDVD”Keep on F*Ckin in Paris”でライブを観てほしいです。