mOZZY の紹介

ドゥーム、ストーナー、ヘヴィメタルが好きな千葉在住のグラフィックデザイナーです。最近は某洋服通販サイト会社で勤務しています。 こちらも細々と活動中です。 Coutworks

Goatsnake / Black Age Blues

img_0
BAND : Goatsnake
TITLE : Black Age Blues

EARTHをオマージュしたドローンサウンドSUN O)))やSOUTHERN LORD RECORDS代表としてドゥーム界の重鎮となったグレッグ・アンダーソンのドゥームバンドGoatsnakeが15年振りに出した新作。2000年に出した2ndアルバムラストの女性の鼻歌から始まった瞬間、ゾワっとし、きちんとした続編なんだなと思わされます。そしてその静寂を打ち破るかのような突然のイーヴィルでドゥーミィーなリフがなんら方向性を変えず、パワーアップして戻ってきた!という期待にばっちり応えるオープニング。2曲目はアップテンポな出だしから一転、ギターリフのみ半テンポ遅れてるんじゃないかという位タメの効いたリフにあーこれこれ!とGoatsnake印の必殺技が早速飛び出します。ラストのA Killing Bluesまで全て素晴らしく、アルバムの終わり方もドゥーミィーでドラマチック、次回への布石も感じさせる締め方です。ドゥーム/ストーナー系はただ単に古臭かったり、わざとらしいくらい低音を効かせた、狙いすぎた音になりがちなんですがこのアルバムは現代的な感覚も感じさせる新旧織り交ぜたスマートな嫌みの無い重音を作り出す事に成功しています。フーファイやマストドンなんかを手がけたラスクリネッツという今、ハードロック界では有名なプロデューサーだとか。正直、昔からこのバンドのVoが好みではないのですが、それを差し引いても素晴らしい!と思える出来でした。

The Atomic Bitchwaxの新作も素晴らしい!最近良作が多いなぁ

Acid King / Middle of Nowhere, Center of Everywhere

Acid-King-Middle-of-Nowhere
BAND : Acid King
TITLE : Middle of Nowhere, Center of Everywhere

純粋な新作としては10年ぶり?のニューアルバム。相変わらずの超ゆったりの極上グルーヴ/ドゥーム/スラッジメタル、なんならいままで以上にダラダラ(良い意味で)していて即効性こそないもののジワジワと犯されます。イントロからダラダラと素晴らしいです。激重ドゥームサウンドとロリ・S嬢のけだるさ全開の声のミスマッチングも相変わらずでメロデスやベビメタのような奇跡を生み出してます。デビュー当時こそMELVINSのドラムの奥さん(当時)がやってるドゥームバンドという旦那の七光りでやってんのか!と穿った見方をしてしまいましたが、こんなにも長い間、骨太な音を作り続けているロリ・S嬢、本物です。ただやっぱアメリカ人。すげぇ太ってしまいましたね。

GOATSNAKEの新作も最高。

KARMA TO BURN / Arch Stanton

karma-to-burn-arch-stanton
BAND : KARMA TO BURN
TITLE : Arch Stanton

音楽ライター山崎さんのぴゃうブログで去年の8月に出ていたKARMA TO BURNのニューアルバムの存在を知りポチりました。このバンドはアメリカのウェストヴァージニア州出身のストーナーインストバンドなんですが今まではぴゃうさんと同じ感想でした。ヘタな歌なら入れずにリフで勝負するぜ!とばかりにひたすらAC/DCばりの岩石リフをこれでもかと叩き付けてきましたが、ほんとに曲から歌だけ入れてないような曲構成ばっかりで悪くないんだけど飽きてきちゃって必ず途中で寝てしまってました。しかしこの新作は各曲のリフにフックがあり素晴らしいです。最後まで飽きずに聴けます。一緒に買ったACID KINGの新作のほうに期待していたんですがこっちばっか聴いてます。

唯一あるPVがアルバム中でもっともフックの少ないリフをごり押しする曲とは。。他にもいい曲入ってますので。THIN LIZZYのTシャツがイカしますね。

以前アップしたBRANT BJORKの新作からのPVもいくつか上がってますね。こっちはサバスのTシャツがクール。