BAND : Goatsnake
TITLE : Black Age Blues
EARTHをオマージュしたドローンサウンドSUN O)))やSOUTHERN LORD RECORDS代表としてドゥーム界の重鎮となったグレッグ・アンダーソンのドゥームバンドGoatsnakeが15年振りに出した新作。2000年に出した2ndアルバムラストの女性の鼻歌から始まった瞬間、ゾワっとし、きちんとした続編なんだなと思わされます。そしてその静寂を打ち破るかのような突然のイーヴィルでドゥーミィーなリフがなんら方向性を変えず、パワーアップして戻ってきた!という期待にばっちり応えるオープニング。2曲目はアップテンポな出だしから一転、ギターリフのみ半テンポ遅れてるんじゃないかという位タメの効いたリフにあーこれこれ!とGoatsnake印の必殺技が早速飛び出します。ラストのA Killing Bluesまで全て素晴らしく、アルバムの終わり方もドゥーミィーでドラマチック、次回への布石も感じさせる締め方です。ドゥーム/ストーナー系はただ単に古臭かったり、わざとらしいくらい低音を効かせた、狙いすぎた音になりがちなんですがこのアルバムは現代的な感覚も感じさせる新旧織り交ぜたスマートな嫌みの無い重音を作り出す事に成功しています。フーファイやマストドンなんかを手がけたラスクリネッツという今、ハードロック界では有名なプロデューサーだとか。正直、昔からこのバンドのVoが好みではないのですが、それを差し引いても素晴らしい!と思える出来でした。
The Atomic Bitchwaxの新作も素晴らしい!最近良作が多いなぁ