BABYMETAL / BABYMETAL

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BAND : BABYMETAL
TITLE : BABYMETAL(初回生産限定盤)

メタルの中でも最も激しいとされていたデスメタルに華麗なメロディをギターで持ち込んだメロディックデスメタル。真逆の要素を合体する事で振り幅が大きくなり、お互いの要素をより劇的に引き立て合います。思えばメタルにはこの真逆の要素が多いように思います。ブレイクダウンやファストパートからスローパートへのテンポチェンジ、アルバム内でのファストチューンとバラード、クラシックとの融合やオジー(悪魔)とランディ(天使)など。メタルだけじゃないか。ちょっと前に流行った塩キャラメルなんかもそうですね。
前置きが長くなりましたが真逆の要素「メタル」と「アイドル」が合体したBABYMETAL。3月2日に日本武道館でライブを観てきたカミングアウトDEATH。いい歳して初めてアイドルのライブに行ってしまいました。あまり詳細を語るとやっぱりキモいため、多くは語りませんが固定概念を無くして柔軟に楽しむ気持ちを持って聴いてみてほしいのです。メタルという狭い視野で先入観ありきで聴き始めるとやっぱりダメだと思いますがアイドルという世界の中で個性を出そうとメタル好きのプロデューサーが始めた事であり、好きだからこそ様々な仕掛け、ネタが活きてて、オーディエンスはその謎解きをしつつ絶妙なメタルサウンドとアイドルサウンドの融合を楽しめると、また新しい世界が広がるのではないかと思います。初めてナパームデスを聴いた時だってこんなの音楽じゃねーって拒否反応出たはずです。無邪気な声とブルータルサウンドの融合はお互いの良さを引き立て合いとても心地よい違和感を生み出しています。このバランス加減を見極め、世に発信したプロデューサーさんすげぇ!BABYMETALのメタルオマージュ部分の大半はXとMETALLICAですがこれもまたわかりやすい!日本でメタルっぽさを求めればXが手っ取り早いだろうし、ネタも豊富だし、メタリカに関しては2013年に色々と日本と縁があった事もあるのでしょうが、王道のBLACK SABBATHやJUDAS PRIEST、IRON MAIDENよりも若者にはメタルアイコンとして分かりやすい事もあってメタルを分かりやすく取り入れて理解されています。さらには好きだからこそ&なんちゃってメタル魂ではない!とアピールせんばかりにSLIPKNOT、PANTERA、DAMAGEPLAN、MACHINE HEAD、SOILWORK、Limp Bizkit、Meshuggah、THE MAD CAPSULE MARKETS(本人が作曲してる)、Attack Attack!、Fear, and Loathing in Las Vegasオマージュも散りばめ、さらにはラップやダブステップ、エレクトロニカなど様々な要素も詰め込みメタル一辺倒ではない絶妙なバランス感覚でアイドルを保っております。武道館でのステージデザインもメタリカの360°ステージをアレンジした巨大魔方陣となっていて度肝抜かれました。
Kerrang!から取材オファーが来ていたり、USA TODAYに取り上げられたりiTunes Storeではアメリカ、イギリス、ドイツのRockチャートで1位だったり海外での反応が凄いですが夏にはメタルの主戦場ヨーロッパでライブをやるそうです。海外ではKAWAII METALと言われているのだとか。BABYMETALの快進撃は今がMAXなのかもっとすごくなるのか楽しみですが、成長期にある3人なので期間としてはそう長くは続かないのでしょう。もしくは常に進化していくのか。期間限定感も今観なくては!という気持ちを煽ります。自分も最初に知った時は頭が固く、所詮アイドルだぜとスルーしちゃいましたが、徐々にスケールが大きくなっていきヘドバンやイジメが出たあたりでやっと面白さが理解できました。メタルを聴きつつ、JPOPやそれこそアイドルも嫌いじゃない耳なら理解しやすいのでしょう。自分は最初THE WILDHEARTSやMarvelous 3などを聴いてる気分でした。メタル耳にオススメは「ヘドバンギャー!!」と「BABYMETAL DEATH」。youtubeで観る事をオススメします。昔、ロス・ロビンソンが様々なバンドをプロデュースしてレーベルが出来てとうとうSlipknotが出てきた時のようなブームが押し寄せているような感覚を感じます。。